2泊3日の四国旅行を、単焦点レンズ一本で撮影してきました。
使用カメラはOM SYSTEM OM-5、レンズはM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8。
一般的には複数のレンズを持ち歩く方が多いと思いますが、今回はあえて単焦点一本に絞って身軽な旅スタイルに挑戦。
「単焦点レンズだけで旅は楽しめるのか?」を実際の使用感と作例を交えてレビューしていきます。

yoha
クリエイター
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単焦点レンズ|17mm F1.8で旅してみた

今回の旅は西日本を観光した様子をお届けします。旅先は四国地方。
今回使用したのは、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8。
35mm換算で34mm相当の画角を持つ、ほどよく広角な単焦点レンズです。
- 解像感の高さ
- F1.8の明るさ
- コンパクトなサイズ感
まさに旅行にぴったりなスペックを備えた一本。
風景・人物・スナップすべてにバランスよく対応できる万能単焦点といえます。
17mmと広角のため、全体を撮影したい場合に便利です。また、人物をポートレートにして撮影するとおどろくほど美しい写真がとれます。
F値も1.8まで絞ることができるのでより明るさを実感できるでしょう。
製品情報の一覧
焦点距離 | 17mm(35mm判換算で34mm) |
最大口径比(F値) | F1.8 |
レンズ構成 | 6群9枚(非球面レンズを含む) |
画角 | 65° |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.08倍(35mm判換算で0.16倍) |
サイズ(直径×長さ) | 約57.5mm×35.5mm |
重量 | 約120g |
フィルター径 | 46mm |
絞り羽根枚数 | 7枚(円形絞り) |

旅行でのスナップ撮影にも最適なレンズで撮影した風景などをお楽しみください。




このレンズさえあればどんな場所でも活躍できるので、今回の旅の一本に決めました。
単焦点レンズ一本で旅できる理由
今回の旅行では、以下のようなシーンをすべてこのレンズで撮影しました。
- 街歩きのスナップ
- 渓谷や橋など広大な風景
- 室内やカフェの写真
- 星空や夜景
撮影場所や時間帯が変わっても、F1.8の明るさとシャープな描写力で常に高画質な写真が撮れるのが大きな魅力。
ズームができない不便さは多少ありますが、それ以上に「撮る楽しさ」と「身軽さ」のメリットが上回ります。
単焦点レンズのメリット
- 明るくて高解像、高画質な写真がとれる
- ボケ感を調整できる
- 夜間撮影に強い
- 被写体を主張して綺麗にとれる
- 小型レンズが多い
使用して感じたメリットは4つ。スマホのカメラとは比較にならないほどシャープで鮮明な写真がとれます。
ピントを調節することで自由に被写体に合わせてボケ感を調節することができます。
特に旅行では荷物を減らしたい方も多いはず。
たった120gのレンズであらゆるシーンに対応できるのは心強いポイントです。
被写体を際立たせたい、暗い場所での撮影をしたい人にとっておきのレンズです。



暗い場所の撮影でも難なく綺麗に写し出します。
単焦点レンズのデメリット
- 焦点距離が決まっているため距離調節ができない
- カメラ初心者には標準ズームレンズより撮影が難しい
- 内側(インカメ)に向けて撮影すると被写体以外ボケる
まったくのカメラ初心者でこのレンズしかないといった場合は少し難しいように感じます。
なぜなら、単焦点レンズは標準ズームレンズと比べてベストな距離を調節できません。
被写体との距離の調節は自分が動かないといけないため、その点はデメリットと言えるでしょう。
ただし、これらのデメリットは「慣れ」でカバー可能。
むしろ、構図を自分で考えるクセが身に付きやすいため、初心者にとっても良いトレーニングになります。
作例|17mm単焦点で撮った旅の写真
ここからは広大な風景やマクロ撮影、人物などを順にみていきましょう。
単焦点(17mm)で実際にどのような写真が撮れるのかを検証してみます。
これをみればオールラウンドに活躍できるレンズということがわかります。
昼間の風景撮影|瀬戸大橋


四国への入り口・瀬戸大橋をパーキングエリアから撮影。
広角17mmだからこそ、壮大なスケール感をそのまま写真に残すことができました。
青空と海のコントラストも非常に美しく、現地で感じた感動がそのまま伝わるような一枚に。


美しい海のコントラストも抜群に良いですね。


太陽光とレンズの明るさにより、さらに解像度の高い写真を撮ることができるでしょう。
緑豊かな自然あふれる場所にも最適。


引き込まれる感覚を覚えます。


広大な渓谷をも単焦点レンズ一つで映し出せるので、やはり単焦点は旅にぴったりなレンズでした。
マクロ撮影


近づいて撮影してもピントを合わせたい箇所に調整することで、背景を自然にボカすことができます。



背景がボケることで一味違う写真を撮れるのも魅力的ですね。


夜景・星空もバッチリ
F1.8の明るさとOM-5の手ぶれ補正の組み合わせで、夜間でも安心して撮影が可能。
星空を広く捉えることもでき、旅の最後を彩る美しいカットが残せました。


こちらへ向かってくる波がシャープで、夕日に照らされる美しい写真をとることも。


三脚を立てれば星空も明るく撮影することができます。


まとめ|旅にこそ単焦点レンズはおすすめ


単焦点レンズ一本で旅行に行った様子をお届けしました。
単焦点レンズは初心者から上級者に幅広く愛用されているレンズであり、むしろ初心者こそ使うべきではないのかと思うほどです。
メリット | デメリット |
---|---|
ボケ感を調整できる 夜間撮影に強い 被写体を主張して綺麗にとれる 小型レンズが多い | 明るくて高解像、高画質な写真がとれるカメラ初心者には標準ズームレンズより撮影が難しい 内側(インカメ)に向けて撮影すると被写体以外ボケる | 焦点距離が決まっているため距離調節ができない
結論、単焦点一本でも旅行先の撮影は不自由ありませんでした。
ズームレンズに比べれば不便な点もあるけれど、撮る楽しさ・身軽さ・写真の美しさは単焦点ならでは。
今回はM.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8を使いましたが、これ1本でも十分に旅の魅力を伝えることができました。
荷物を減らして、気軽に旅を楽しみたい人にとって、単焦点レンズはきっと心強い味方になるはずです。
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